過払い金請求後に住宅ローンを組む際のポイントと注意点

過払い金請求後に住宅ローンを組む際のポイントと注意点

払いすぎた利息を返還してくれる過払い金請求は、債務者にとってありがたく、法律で認められた正当な行為です。

しかし、住宅ローンを利用してマイホームを手に入れる際に、過払い金返還請求をするとブラックリストに載るなどローンの審査に影響をするのではと不安に感じている人もいるでしょう。

また、住宅ローン返済中に過去の過払い金の返還を求めることで、現在の返済に悪影響を及ぼすのではないかと心配にもなります。

そんな方に、住宅ローンと過払い金請求の関係性や注意点についてご紹介します。

過払い金請求について

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過払い金請求とは、利息制限法よりも高い利息で設定された金額で返済を行っていて、本来支払うべき法定の金額よりも多く支払っているお金(これを過払い金といいます)について返還を要求することです。

過払い金請求を行える人のポイントとして、既に借金を完済している場合は最終取引日から10年以内であることなどがあります。 また2008年以前から貸金業者と取引があった人は、法定により定められた金利よりも高く払っている可能性が高いです。

借金完済をしている方にとってありえる話ですが、支払明細書や契約書を処分してしまっていても過払い金請求は可能です。 貸金業者は過去の取引について開示する義務が有るため、過去の明細・契約書を入手することができます。

過払い金請求を行った場合に弁護士費用などの費用が発生するかもしれませんが、そうした費用を差し引いてもメリットが残る可能性は十分考えられます。

過払い金請求をすると住宅ローンを組めなくなる?

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ブラックリストとは

過払い金請求を行なうとブラックリストに登録されると思われがちですが、実際にブラックリストという名前のものが存在するわけではありません。

金融業者から見た時に、過払い金請求をされた人を社内ブラック扱いとするために、ハウス情報としてブラックリストが作られてしまうことは仕方ないことでしょう。 法定外金利で貸し付けていた金融業者と今後も取引を継続するならば、社内ブラックは問題になり得ますが、気にするのは一部の人に限られるでしょう。

過払い金請求を行った際に、同じ金融業者に対して他の債務が残っている時が問題です。該当する金融会社に対して、完済済みの過払い金請求のみであれば、過払い金請求を行った事実が個人信用情報機関へ掲載されることはありません。

個人信用情報機関へ異動情報として掲載されてしまうのは、過払い金請求を行った結果として任意整理という扱いとなった場合です。 具体的には、過払い金請求を行って返還されるお金が、同じ金融業者に別の債務があるために相殺されても残債が残ってしまう場合には、任意整理という扱いとなります。

任意整理を行った事実が個人信用情報機関へ記録されると、他社が審査を行なう際に判断材料となるので、実質的には個人信用情報機関へ登録された事故情報がブラックリストとなってしまいます。

過払い金請求をしても住宅ローン審査への影響はない

過払い金請求をしてしまうと、住宅ローンの審査が通りにくくなってしまうと思う人も多いかもしれませんが、決してそのようなことはありません。 引き直し計算をした結果、債務が残ってしまうことが判明し、引き直し後の金額で和解するなどした場合を除いては、ネガティブな結果にならないとされています。

住宅ローンを組む際に行われる審査においては、通常の場合、融資を行う銀行などの金融機関は、CICやJICCなどの信用情報機関の登録情報の照会を行うことになります。登録情報に債務整理や自己破産、民事再生手続きなどの情報がある場合には、金融機関の融資決定に極めて不利になるといえるでしょう。

過払い金請求をしてもその情報は登録されないため、過払い金請求による悪影響はありません。

過払い金請求をしても今ある住宅ローンへの影響もない

過払い金請求をしても、返済中の住宅ローンの返済に影響があることはありません。 過払い金請求自体は決して悪いことではないですから、返済中の住宅ローンの一括返済などを求められることはないでしょう。

そもそも、銀行などの金融機関に一個人が過払い金請求をした事実などが報告されることはありません。

過払い金請求をしたという事実は、基本的に事故情報として情報機関に登録されることはありませんが、一部の金融業者や弁護士、司法書士などが事故情報として取り扱うケースもありますので、注意が必要です。

万一、返済中の住宅ローンなどの早期完済などを求められた場合には、自分の信用情報などについて照会してみるのも良いかもしれません。

過払い金請求を行って、その後住宅ローンが組めなくなる場合

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ローンの審査は信用情報が重要になる

住宅ローンを組む時に金融業者から審査を受けますが、このとき個人の「信用情報」がとても重要になってきます。 消費者金融やクレジットカード会社を始めとする貸金業者は、一般的に「信用情報機関」に加盟しています。

そして、クレジットカードを作った時、ローンを組んだ時、賃金業者から借入れをした時などに、信用情報機関に顧客情報が登録されます。 信用情報機関は貸金業者から送られてくる個人の信用情報を管理していきますが、この信用情報の中には契約状況や返済状況などが記録されます。

例えば、借金の返済が滞った場合や自己破産などの債務整理を行った場合、この個人の信用情報に延滞情報や事故情報といった情報が登録されます。 これが、いわゆる「ブラックリストにのる」ということで、ブラックリストにのるとクレジットカードはもちろんのこと住宅ローンや車のローンの審査にも通らなくなり、新たな借入れも難しくなります。

このように、個人の信用情報はローンの審査に大きな影響を及ぼしますので、自分の返済状況がどうなっているのかしっかり確認しておきましょう。 ちなみに、完済した借金に対する過払い金請求を行っても、ブラックリストにのることはありません。

リ返済中の過払い金請求はブラックリストに登録されてしまう可能性がある

完済した借金に対する過払い金請求をした場合、ブラックリストに登録されることはありませんが、反対に借金返済中に過払い金請求を行うと、ブラックリストに登録されてしまう可能性があります。

というのも、完済した借金に対する請求以外は、全て任意整理という扱いになるからです。 本来、過払い金請求というのは完済した借金に対して行うことを言いますので、借入中のものに関しては任意整理という枠組みに入ってしまいます。 ですが、過払い金で借金を完済できるような場合は、多少異なってきます。 まず、借金を返済している間に過払い金請求を行うと、信用情報機関の信用情報に「任意整理」として登録されます。

そして、過払い金で借金が完済できれば、任意整理は信用情報から削除されますので、結果的にブラックリストに登録されていない状態に戻ります。 ですので、借金を返済している間に過払い金請求を行う場合、完済できるか出来ないかを事前に把握しておくことが大切です。 というのも、たとえ一円でも残債が残ってしまうと、債務整理とされブラックリストに登録されてしまいます。

登録された後は、最低でも5年から7年の間は住宅ローンを組むことができなくなります。

住宅ローンを組む金融機関が、過払い金請求をした業者と関連会社だった場合は組めない可能性がある

過払い金請求をした時の情報は、基本的に他の賃金業者にその情報が漏れることはありません。

ですが、自社にとって不利益な顧客の情報を保管しておくことは、その会社の自由になっていますので、ほとんどの賃金業者は過払い金請求をした顧客の名簿を自社のブラックリストに登録しているものです。

もちろん、過払い金請求を行っても、返還された過払い金で借金を完済することができればブラックリストに登録されることはありません。 ですが、一度過払い金請求を行った業者からは請求の記録が残るため、新たな借入やクレジットカードを作ることが難しくなります。

その際に過払い金請求を行った会社が、住宅ローンの融資先の関連会社であった場合、その会社独自のブラックリストに過払い金請求記録を登録されることが多いため、借入ができなくなる可能性が高くなります。

そのため、過払い金請求をしてから住宅ローンを組みたいと考えている方は、その融資先が関連会社かどうか事前に確認することが大切です。

過払い金請求も住宅ローンも、両方行いたい時にすること

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基本は完済してから過払い金請求をすること

過払い金請求を行った後に住宅ローンなどを組みたい場合は、借金を完済してから行うべきです。

過払い金請求は払い過ぎた利息を取り戻す正当な権利です。そのため過払い金請求を行っただけではクレジットカードやローンの審査が不利になることはありません。

借金を完済した状態で過払い金請求を行えば、請求先となる賃金業者で新たな借入・クレジットカードの発行・ローンなどの利用はできなくなります。 しかし、請求先以外の賃金業者は通常通り利用できるのでそれほど大きな問題ではありません。 住宅ローンを組みたい場合、返還された過払い金を資金の一部として利用できるのでメリットは非常に大きいと言えます。

ただし、過払い金請求には『完済から10年』という時効が設けられているので注意が必要です。 最近まで返済を続けていた場合は問題ありませんが、ずいぶん前に完済した借金であれば借入時期の確認をするべきです。

賃金業者へ問い合わせて取引履歴を取得すれば契約時期や過払い金を確認できます。 契約時期から10年経過していれば残念ながら過払い金請求を行うことはできません。時効が過ぎていない場合は取引履歴を元に過払い金を計算し、過払い金請求を行いましょう。

返済中に過払い金請求をする場合は過払い金で完済できればローンが組める

住宅ローンなどを組みたい場合は基本的に借金を完済してから過払い金請求を行うべきですが、借金返済中でも請求後にローンを組める方法があります。

返還された過払い金を返済に充てて借金を完済することができれば、ブラックリストに載ることがないので請求後もローンを組むことができます。 請求先の賃金業者は完済時と同様、利用できません。その他の賃金業者であれば借入・クレジットカードの発行・ローンなどが利用できます。

借金を完済できるか判断するためには、取引履歴を元に過払い金を計算する必要があります。 計算した過払い金と借金残高を比較して、過払い金請求を行うか判断しなければなりません。 分割払いや借入と返済を繰り返している場合は、非常に複雑な計算となるので計算ミスが起こる可能性があります。 過払い金計算の無料ソフトや、計算を無料で行ってくれる専門業者を利用するのが得策です。

賃金業者との交渉によっては満額返還されるとは限らないので、過払い金と借金残高がほぼ同額であればブラックリストに載ってしまうかもしれません。 ブラックリストに載ってしまうとローン審査に通らなくなってしまうので注意しましょう。 借金残高が少額であれば完済してから過払い金請求を行うべきと言えます。

住宅ローンを組んでから過払い金請求を行う

借金返済中に過払い金請求を行うと、クレジットカードのショッピング枠の残高・請求先賃金業者の保証会社からも借入がある・グループ会社からの借入があるなどの理由で誤ってブラックリストに載ってしまう可能性もあります。

それらのリスクを回避するために、過払い金請求の前に住宅ローンを組んでから請求を行う方法もあります。

請求以前に組んでいるローンに対して、過払い金請求は影響しません。 一括返済を求められる、または不当な契約条件を提示されるなどの悪影響はなく、これまで通りローンを返済することができます。返還された過払い金をローン返済に充てることができ、返済期間が短くなります。

また、借金を完済した状態で過払い金請求をしたにも関わらず住宅ローン審査が通らない場合もあります。 審査はブラックリストだけではなく、信用情報や属性も基準にして行っています。 延滞・自己破産などのネガティブな情報があれば「返済能力が不安」として、審査には非常に通りにくくなります。

ブラックリストに載っていなくても、年収・勤務先・家族構成などを元に審査に落ちている場合もあります。 審査に通らない時は信用情報機関に情報開示を請求し、自身の情報を確認した方が良いかもしれません。

まとめ

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過払い金請求を行っただけでローンの審査に影響することはありません。 借金を完済した状態であれば、過払い金請求を行っても問題なく住宅ローンを組むことができます。

借金返済中に過払い金請求を行う場合は、発生している過払い金と借金残高を比較してから請求を行うべきです。 ブラックリストに載ってしまうと、一定期間ほとんどの賃金業者を利用できなくなってしまいます。

また、請求先の関連会社も同様に利用できなくなるので注意が必要です。 返還された過払い金は借金残高を減らすだけではなく、住宅ローンに充てることもできます。

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